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ビデオ、それは発見を触発するメディアとして始まった

新しい「キカイ」を手にした表現者たちの格闘は、現代美術に、映像文化に、あるいはメディア社会に一石を投じた。その「キカイ」は、日進月歩のテクノロジーと並走し、表現も加速して更新された。この映画に現れるのは、約40年前に「キカイデミルコト」を選んだ開拓者たちの疾走する姿であり、メディア・アートの貴重な足跡である。        —– 佐藤 博昭 (教員映像作家)

貴重な映像資料の数々と当事者たちの証言がつむぎだす、キカイと人と表現をめぐる物語。
いまこのドキュメンタリーを創らずに、いつ創るというのか?? リアルタイムではない私たちの世代に課せられた宿題といってもいい「日本ビデオアート史の映像(ビデオ)による記述作業」が、ようやくひと つの形を得た。      —— 松永 真太郎 (横浜美術館学芸員)

『キカイデミルコト』は日本のビデオアート、メディアアートの歴史を考証したドキュメンタリーの決定版であるだけではない。映像作家・瀧健太郎の緻密な映像設計が光る、途轍もない「作品」である。                                           ——  金子 遊 (映像作家・批評家)

 

キカイ デ ミルコト -日本のビデオアートの先駆者たち-
[作品解説]
1965年にポータブルのビデオ カメラが市販化され、誰しも映像を撮影し、その場で再生できる時代に突入した。その新技術に着目したアーティストたちは、映像の領域を超え、インスタレー ション、パフォーマンス、アクティヴィズム、他のメディアとの混淆といったその後の文化に大きく影響する、映画やテレビとは違った様々なアート表現を展開 してゆく。

アートの世界的ネットワークのうねりから生まれた新興表現=ビデオアートの黎明期と、今なおアクティヴに活動する彼らのエネルギーを、 メディアへの模索から、フィルム映画・テレビ・インターネット、海外状況との比較など、また思想としてのビデオアートに至るまで、関係者と作品を交えての 証言を集めたのが本作だ。

「ビデオ(Video)」の語源となるラテン語の意味「私は見る」をキーワードに、個人映像の目覚めから、 70年大阪万博前夜、グループ:びでおひろば、ヴィデオの構造・特性を模索するアーティストたち日本的・アジア的コンセプトとアプローチや、次世代への系 譜としての作品のアーカイヴの問題など、先駆者たちの声で綴る80分。

世界を発見する時代から、世界に監視されているかに変貌を遂げてしまった現代において、「キカイ=機械・機会」で「ミルコト=見ること・視ること・観ること」を改めて問い直し、日本の映像文化の将来を占なう!!